1月2月は受験シーズン。小学校受験、中学校受験、高校受験、大学受験など今がまさに正念場です。
もちろん、適した塾に行って勉強も大事です。しかし、一番大事な事は家庭での知識の定着。
より良い環境で勉強している子は、吸収も早いです。リラックスして集中できる環境をつくってあげたいですね。
このシーズンは、春のお花が流通し始めます。春のお花といえば、桜・水仙・スイートピー・菜の花・ラナンキュラスですね。
なかでも、ラナンキュラスは受験シーズンにピッタリなお花なんです。切り花用の品種を中心に品種改良が進み、花色だけでなく花型や香りの良い品種もたくさん出てきました。
花言葉的にも季節的にも受験生に贈りたいお花です。お花の力でプレッシャーを和らげて、風邪も遠ざけ、春の訪れを知らせてくれるお花なんです。
目次
ラナンキュラス
学名:Ranunculus
和名:ハナキンポウゲ(花金鳳花)
分類:キンポウゲ科 キンポウゲ(ラナンキュラス)属 半耐寒性球根
花期:4~5月
植期:10月
原産地:中近東からヨーロッパ南東部
春の野に咲くウマノアシガタや高山植物のミヤマキンポウゲなどと同じ仲間です。鉢植えや花壇植え用の他に、最近では切り花用の栽培も行われています。耐寒性はアネモネよりも劣るので、寒冷地では室内で栽培します。暖地では霜よけの必要はありません。
フランスのルイ9世が13世紀半ばに十字軍に加わり、帰国の際に花の好きな母の為にこの花を持ち帰ったという伝説があります。17世紀には「自然の傑作」といわれ園芸界でもっとも人気のある花となり、18世紀にはオランダで「枯葉色」の品種がつくられました。その世紀の終わりにはカーネーションの唯一のライバルになりましたが、栽培が難しいので園芸界に見放され1851年には「忘れられた花」といわれるようになりました。それがまた、オールドファッションの雰囲気をつくっているともいえます。
花言葉
あなたは魅力にとんでいる(英)
あなたは魅惑にかがやいている(英)
光沢(仏)
光輝を放つ(仏)
名誉・名声(仏)
あなたは千の魅力を輝かせる(仏)
自尊心・高慢(仏)
待ちきれない・焦燥(仏)
フランスで6つも花言葉を持つのは珍しいです。
受験シーズンに、気持ちを和らげてリラックスさせたり、おめでとうとお花を渡す時にピッタリな花言葉ですね。
まさに花言葉は、合格をさしているようですね。
切花を飾る効果
- リラックス効果
- 仕事、勉強の効率アップ
- 免疫機能のバランスを整える
- 加湿器効果
- 運気アップ
お花ってあるだけで様々な効果があります。心を落ち着かせ、集中力がアップします。
鉢植えの育て方
少し栽培は難しいですが、上手く咲かせてカワイイ鉢植えでも楽しめます。
置き場所
日当たりの良い暖かな場所に置きます。アネモネよりも耐寒性は劣るので、寒冷地では室内で栽培します。
暖地では霜よけの必要はありません。
植えつけ
球根は急激に水を吸わせると腐る事があります。そこで、10月になったら湿ったバーミキュライトや川砂に浅く植え、涼しい場所でゆっくりと給水させます。5~10日たち、新芽や新根が元気に伸びてきたら鉢や花壇に植えます。
酸性の土壌を嫌うため、用土に1㍑当たり10~20gの石灰を加えて中和します。また、水はけと水もちのよい土を好むので赤玉土や腐葉土を2割ぐらい、混ぜた土を用います。元肥として、用土1㍑当たり緩効性肥料を2~4g施します。
水やり
鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり与えます。
肥料
2週間に1回、1000倍に薄めた液体肥料を施します。
花後の管理
6月、葉が完全に枯れたら掘り上げて、日陰の風通しのよい場所で十分に乾燥させます。大きくなった球根は掘り上げ後、はさみやナイフで切り分けます。
病虫害
病気:葉や花に灰色かび病が発生する事があります。ベンレート水和剤を散布します。
害虫:アブラムシやハモグリバエもつきやすいので、スミチオン乳剤を月に1~2回散布します。
植物上級者の方は毎年綺麗に咲かせられると思います。でも、栽培はちょっと難しいので、冬なら切り花でも長く楽しめます。
まとめ
最後の追い込み時期には、家庭での知識の定着が重要です。勉強しやすい、集中できる環境を作るのにラナンキュラスの花を飾ってみましょう。
受験生に贈りたい花言葉をもつラナンキュラス。気持ちを和らげ集中力をあげたり、合格おめでとうにピッタリな花言葉もあります。
一番大事な事は、勉強しやすい・勉強したくなる環境をつくってあげることです。適度な緊張で受験をむかえられると良いですね。
「お花なんてもったいない」という方がいますが、逆に人生は損得だけじゃもったいない。人生に喜びと想い出を。
お花が人生に華を咲かせて、豊かにしてくれます。そこには幸せがうまれます。
ただ、花を贈るだけではなく想いも一緒に贈ってみませんか?
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。