知らないと損をする。ガーベラの花もちのコツと復活方法。

ガーベラ 水あげ あがった

お花の絵を描いてというと、○を描いて まわりに花びらを描いてガーベラやひまわりの絵を描きますよね。そのくらい高い知名度のお花はけっこう少ないです。

好きなお花はと聞くと、ガーベラ・ひまわり・バラ・ゆり・桜・かすみ草あたりがあげられる事が多いです。その中でも比較的低価格でカラーバリエーションの多いガーベラの花は、女子に人気のお花ナンバー1と言っても過言ではありません。

でもでも、飾っていても花もちはあまり良くないイメージ。。。

ポイントを抑えて、ちゃんとやってあげると花もちも悪くいんです。そして、首からグタッとしてしまっても復活できたりします。

かわいいガーベラをお部屋に飾りませんか?出来るだけ長い期間楽しむ方法は、水量と水揚げがポイントです。

ガーベラについて

100年ほど前にアフリカで発見された比較的新しいお花で、ドイツの植物学者ガーバー(Gerber)の名前から付けられました。花言葉もあとからつきました。ガーベラは大正初期に日本へきて、そのほとんどの品種がオランダなどの海外から輸入された品種です。

花束やアレンジメントにもよく入っているガーベラ。ガーベラの切り花って葉っぱは付いていませんよね。タンポポのように根元に葉っぱがあり、そこから茎を延ばしてお花が咲いています。

ガーベラの花言葉は、希望・前進・元気です。色ごとの花言葉は、コチラ

ガーベラのお水は少なめに

植物は、根っこからだけだけじゃなく葉っぱからも水分を吸っています。ガーベラは葉っぱがないので、茎からも水分を吸います。

となると、切り口からだけではなく茎からだって水分を吸っているんです。だから、飲みすぎちゃうんです。

ガーベラの花瓶の水は少なめです。5cmもあれば十分です。

昔は花瓶の水が多いと水圧で水があがると言われてきました。最近は切花栄養剤の水あげ効果で、少ない水でも長い期間楽しめます。

ガーベラの首がグタっとさがる原因は

なんでお花の水がさがる原因のひとつに、水が通る道管にバクテリアが詰まり水が通れなくなる事が考えられます。

基本はバクテリアが詰まってお花の水がさがる前に茎をちょこっと切り戻して、バクテリアが詰まった茎を除去します。もちろん、切花栄養剤を使うとバクテリアの発生を防いでくれるので切り戻し期間の間隔は数日伸びます。

ガーベラのさがった首は戻るの?

早めに対処すれば戻ります。ガーベラの復活方法を紹介します。

湯揚げ方

ガーベラ 水あげ4

1.まずは、まっすぐになるように新聞紙などで包みます。

2.次に、お鍋にお湯を沸騰させます。洗った花瓶に水を3cmぐらい入れておきます。

3.ガーベラの茎を切り戻して、すぐに熱湯に1秒つけ、すぐに花瓶の水にいれます。

水切り方

ガーベラ 水下がり

1.まっすぐになるように新聞紙などで包みます。

2.ちょっと深いお皿に水をはります。

3.お皿の水の中で茎を切り、切り口が水についたまま横に寝かせておきます。切る口は真横に切ってください。

ガーベラの首が戻った

湯揚げ方でも水切り方でも、またシャキッと水があがります。

ガーベラ 水あげ あがった

※湯揚げ方は花屋さんのやり方ですね。水切り方はいけ花の先生のやり方です。

花屋さんの裏ワザ情報

水揚げ剤

水揚げをしっかりして、ピンとさせる花屋さんの技は他にもあります。最新の方法で水揚げ剤に浸けるというのもあります。

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ワイヤーを通す

ガーベラの茎の中に、針金を入れて矯正する方法もあります。ガーベラの茎は、中がストロー状になっているのでそこに真っすぐな#18ワイヤーを通します。

ガーベラと#18ワイヤー
ガーベラと#18ワイヤー
ベントネックをおこしたガーベラ
ベントネックをおこしたガーベラ
ガーベラの茎
ガーベラの茎
ガーベラの茎の中にワイヤーを入れる
ガーベラの茎の中にワイヤーを入れる
ピンとしたガーベラ
ピンとしたガーベラ

簡単!花飾りで暮らしのセンスアップ

花に興味はあっても買うのに躊躇(ちゅうちょ)してしまったり、買ってはみたけれどすぐに枯らしてしまったりと少しハードルが高いです。

オシャレに飾って、長もちさせられる方法を伝授します。

  • 花瓶じゃなくてもいいんです!

わざわざオシャレな雑貨店・ホームセンターや100円ショップなどで花瓶を買わなくても、家の中にある身近にあるアイテムで気軽にトライできます。マグカップや紅茶の空き缶、好きな輸入ビールやクラフトビールの空き瓶にだって、オシャレに個性を出して飾れますよ。

  • 器は清潔に保つべし!

お花を入れる器は、中性洗剤などで綺麗に洗ってから使いましょう。植物の茎には小さなバクテリアも付いていますので、水替えの時には器も綺麗にあらいましょう。

  • 切り戻しながら飾ると長もち

お花の萎れる原因は、茎の切り口に人間の目には見えない小さなバクテリアが詰まってい、水が通れなくなってしまう事が多いです。定期的にバクテリアが詰まった茎を切り、新しい切り口にしてあげる事によってお花は長もちします。

  • 茎を切る時は、斜めにカットが基本です

お花を器に飾るときは、茎を斜めに切ると断面が多くなるので水があがりやすいと言われています。お花の中には、手で折った方がいいがあったり、横にまっすぐに切った方がいいガーベラカラーがあります。

切り口を斜めにカット水切
  • よく切れる花切りハサミで切ろう
はさみ

よく切れるハサミでスパッと切ると良いです。切れないハサミでグニュっと茎の細胞が潰して切ると、水が吸い上げにくくなります。

花屋さんが使っている花ばさみ

  • 水に浸かる下葉は取り除く

下葉が水に浸かっていると、葉っぱが腐り水質の悪化でお花が枯れてしまいます。葉っぱは水に浸かないようにしましょう。

最初は、切花栄養剤を使って十分に栄養を吸わせます。でも、次からは水道水でマメに水替え切り戻しをしてあげるのが良かったです。真夏の花もち実験より

真夏の花もち実験

まとめ

ガーベラは可愛いけど、花もちは良くない。そう思っていませんか?首が曲ってしまったら、ゴミ箱へゴメンナサイしちゃっていませんか?

ガーベラの特徴をとらえてあげれば花もちは良くなります。水あげをし直してあげれば、グッタリしちゃっても復活させられるんです。

茎を短くすると水あげは良くなります。切り戻しをしていって最終的には水に浮かべて飾ってもオシャレですよね。

ポイントを踏まえて、長い期間ガーベラを飾ってください。

ABOUTこの記事をかいた人

元気ですかー!花かんざしのオーナー、無敵の花屋こと畠山元気です。私が花屋をやっているのは、男でも女でもお花を 贈り合ったり、オシャレに飾ったり、育てたりするような、そんなボタニカルな社会を実現するために頑張っています。 趣味はマラソンとトレイルランニングです。出場予定の大会