アワダチソウ!!!夏~秋の花粉症、ブタクサと間違わないで。

セイタカアワダチソウ

花粉症といえばスギ花粉が思い出されますが、花粉症の方はスギ・イネ・ブタクサの花粉に悩まされています。スギやイネは姿かたちがわかります。しかし、ブタクサは姿があまり思い浮かばず、アワダチソウと間違っている方の多いこと。画像を探してみても、そこにはセイタカアワダチソウが半分以上…かわいそうです、セイタカアワダチソウ。

カナダ原産で、アメリカより来日したキク科のアワダチソウ。アメリカ人には故郷の花で、日本にきて少しずつ増えた黄色いお花。お墓参りに行って手向ける花にピッタリな花 アワダチソウ。しかし、アレロパシー作用があり周りの植物の発根を阻害する性質があります。。そして、どんどん増えて黄色い花が目立つので、同じ時期に花粉を飛ばすブタクサと間違われ嫌がられています。

ブタクサ-Wikipedisa

ブタクサ1

ブタクサ

※キク科の植物の花粉は風で飛ばないので、花粉症の原因になるということはないです。本当の原因は同時期に花を咲かせる風媒花の「ブタクサ」で、虫媒花の「アワダチソウ」で花粉症にはなりません。

アワダチソ(アキノキリンソウ)

キク科で北米・ヨーロッパ・アジア北部に130種ほどの品種があるとみられ、アメリカにはこの花の約60種(85種といっている学者もいる)もあって、アメリカの国花に選ぶとしたらこの花になるだろうと言われている。アメリカには国花はなく、その代わりに各州で選んだ州花(ステート フラワー)があります。

アワダチソウでもオオアワダチソウセイタカアワダチソウは、似ていますが違う品種です。オオアワダチソウは夏に花が咲き、セイタカアワダチソウはバトンタッチで秋に咲きます。

オオアワダチソウオオアワダチソウ

セイタカアワダチソウ2セイタカアワダチソウ

ヨーロッパ原産で、英・仏語では「黄金のムチ」(英 ゴールデンロッド・仏 ヴェルジュ ドール)と呼んでいる。分枝に小粒の黄金色の花がいっぱいついたムチという意味である。

学名のSolidago(ソリダーゴ)は「傷を癒着させる」といった意味である。ローマ時代からこの草は万能の薬草といわれ、エリザベス女王時代にはロンドンの薬屋で外国から来たこの草の粉末がもっとも高価な薬として売られていた。

アトピー性皮膚炎ぜんそく腎臓病などにも効果があるようです。こちらを参照

論より証拠。実験してみます

花言葉

英・米では、

花言葉は、予防になっている。前世紀によく読まれたヘンリー・フィリップス『花の歴史』(英 2巻 1824)に、「この花に古い時代の花言葉がない。この草の小花の中の蜜を蜂に荒らさせないため、絹のような綿毛がそれを包んで防いでいるので、予防の象徴とした」と書いている。

仏では、

悩めるわが心を安心させてください。(薬用なので)

虚栄心。(花が黄金色なので)

よい洋服。(花が黄金色なので)

理知にとんだ小言。(黄金のムチという俗名につながっている)

まとめ

日本では嫌われている要注意外来種のアワダチソウ(アキノキリンソウ)。ヨーロッパでは傷薬に用いられて、その効用や花姿から花言葉がつきました。

アメリカのアラバマ州・ケンタッキー州・ネブラスカ州の3州で州花に選ばれている。いつかの夏、日本に文学講演にきたアメリカの作家ウィリアム フォークナー(1949年ノーベル賞受賞)が長野の宿舎についたとき、民宿の垣根に咲いていたこの花を興味深く眺めていたと新聞に出ていたが、アメリカ人はこの花を見ると自分の住んでいる故郷を思い出すらしいです。

日本でも観賞用に改良されたソリダスターソリダコ(ソリダゴ)という花が花屋では流通しています。昔は秋のお彼岸にお墓参り用切り花に庭から採ってきてお供えしたようです。

ただ、花を贈るだけではなく想い(花言葉)も一緒に贈ってみませんか?

花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。

花というモノをプレゼントするのではなく、

 花をプレゼントするキモチが、

 フラワーギフトなんです。

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元気ですかー!花かんざしのオーナー、無敵の花屋こと畠山元気です。私が花屋をやっているのは、男でも女でもお花を 贈り合ったり、オシャレに飾ったり、育てたりするような、そんなボタニカルな社会を実現するために頑張っています。 趣味はマラソンとトレイルランニングです。出場予定の大会