あかりをつけましょぼんぼりに~♪お花をあげましょ桃の花~♪
ひな祭りは、ひな人形を飾って桃の花を飾ります。ちょうど桃の花の季節なので桃の節句といいます。
3月3日は、正しくは上巳の節句といいます。3月の初めの巳の日という意味ですが、のちに3日に定まりました。
桃といえば、子供の頃から聞かされている昔話「桃太郎」。桃から生まれた桃太郎が、鬼ヶ島で鬼退治というお話。
桃太郎は男の子だけど、桃の節句は女の子のお祝い。???ってなるけど、鬼(悪魔)は桃(女性)に弱いって事のようです。※女性が鬼より強いという意味ではございません。
目次
桃の花言葉
イギリス
桃の花・・・私はあなたのとりこです
桃の実・・・あなたの素質(品質)はあなたの魅力のように比類がない
フランス
桃の花・・・①辛抱、忍耐
②私はあなたをどんどん好きななる
桃の実・・・妨害は私の情熱を燃え立たせる
ドイツ
私はあなたの愛をつかまえられる
女性のシンボルであることから、花言葉がきています。
忍耐、辛抱は寒い時期にお花が咲くことからです。
桃があらわす意味
桃は古代では女性をあらわし、鬼が女性にあうと尻込みして退散するという俗信から魔除けの力があるとみられていました。
古事記にイザナギノミコトが黄泉の国から逃げ出し桃の樹の下に隠れたとき、桃の実3個を投げると鬼(雷神)が逃げ帰ったという伝説があります。女性のシンボルだった桃に鬼が恐れをなしたわけで、桃(女性)から生まれた桃太郎が鬼の征伐に出かける話になったようです。
桃太郎のお供が犬、猿、キジだった理由
犬、猿、キジって鬼と戦うメンバーとしてはちょっともの足りないというか、あまり強そうではないですよね。熊とか狼とか猪の方が強そうで鬼と戦う時に力強い気がします。
犬、猿、キジが選抜されたのは鬼門に関係があります。
鬼門とは北東の方角にあり、鬼や邪気などが出入りする方角とされています。そして、その反対の南西の方角の裏鬼門に位置している干支が戌(犬)、申(猿)、酉(鳥)なのです。
※諸説あります
桃の花を飾る時期
雛人形を飾るときに一緒に飾るのがいいでしょう。立春から2月中旬にかけてがよいといわれております。節分で豆まきをして、厄を払った後に飾ると覚えるといいでしょう。
地域によっては、二十四節気のひとつ雨水(うすい)に飾ると良縁につながるという逸話もあります。毎年2月18日、19日にあたりますので参考にしてみて下さい。
水は命を象徴しています。水神のミツハノネノカミは、豊穣をもたらす農耕神とされ、子宝や安産の神として信仰されています。
桃やひな人形を片付ける時期
ひな人形をしまう時期が遅れると、お嫁にいけないなんて迷信がありますね。片付けがちゃんとできない様では、お嫁にも出せませんよ!と、しつけの意味を込めた言い伝えです。
3月3日が終われば片付ける地方が多いのですが、旧暦(4月3日)まで飾る地域もあります。目安はひな祭りから2週間の間の湿度の低い日にしまうのが良いでしょう。
桃の花を飾る方角
女の子の健やかな成長を願うなら、鬼門である北東の飾るのがいいでしょう。2週間は飾って欲しいので早めにお花屋さんで買いましょう。
ちなみに、しっかりと栄養剤処理された桃の花はもちが良いです。切ってきて水に挿すより、しっかりと栄養を吸わせると花もちも花色も良くなります。
まとめ
3月3日桃の節句。女の子の健やかな成長を祈るひな祭り。
桃の花の花言葉は、桃が女性のシンボルだったことからきてるんですね。
桃の節句で女の子のお祝いなのに、桃太郎とは?と思いましたが、桃から生まれたという部分が重要だったのですね。鬼が逃げていく女性から生まれたという意味だったのです。
ひな祭りのイメージの桃の花ですが、女性に贈りたくなるような花言葉がついていますね。そんな意味も込めて桃の花を贈ってみてもいいですね。
花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。