日本では、ハロウィンが終わりボジョレーヌーボーが解禁すると、もう世間はクリスマスに変わります。クリスマスツリーを飾り付けたり、ポインセチアを置いてクリスマスムードが高まってきますね。
そうそう、忘れちゃいけない今年1年の感謝の気持ちをお得意様や上司・親族に伝えるお歳暮。時期は、すす払いの12月13日(今年のすすを払って新年の準備を始めていい日)から大晦日の12月31日までとされていますが、近年では12月初旬から贈ってしまう傾向にあります。
20日を過ぎると大変忙しくなってしまうので、その前までには贈った方がいいでしょう。
新年を新しい物で迎えていただくという気持ちから洗剤や油などがよく贈られますが、近年では美味しい物や地方のグルメなどを贈ったり、お酒やビールの詰合せなど 日頃から使う物からちょっと贅沢品を贈ったりします。
もらって嬉しいお歳暮。でも、いつでも使えるからとしまこんでしまい、結局 学校のバザーに出してしまったりと相手のことを想って贈って気持ちは伝わっても、物として使われないはもったいないですね。
食品やお酒も良いですが、心を癒すお花を贈っても喜ばれますね。特に女性はお花をもらえると嬉しいです。お花はいつ贈っても喜んでいただけます。
お歳暮花ギフト
寒い冬には、庭や公園など外で咲く花が少なくなります。もちろん花屋さんでは温室で栽培された花が売っていて、周知の様に冬は花がもつので切花をお部屋に飾って長く楽しめます。ランやシクラメンなどの鉢植えなら、年を越してお正月も楽しめるのでお歳暮に贈られることが多いです。
その中でも綺麗で、次々と花が咲き、場所もとらないシクラメンがオススメです。
シクラメン
シクラメンはギリシア時代からあり、シチリア島の野生地でブタがその地下茎を食べ荒らしていたというので、英語では「ブタのパン(sowbread)」と言っている。日本では、ブタのマンジュウやカガリビバナと言われた事もあったが、今はシクラメンとしか言わない。
花言葉
全体
内気 はにかみ 花びらは上にあげているが、花自体は下向きに咲いている事から
白いシクラメン
清純 白い花に付けられる花言葉
ピンクのシクラメン
憧れ 内気
赤いシクラメン
嫉妬
燃えるような花姿とは相反するような花言葉をもつシクラメン。下を向いて花粉を守っている姿が恥ずかしがっているように見えたのでしょう。
シクラメンは次から次へと咲きつづけ話題を提供してくれるので、家族のきずなが深まる花とも言われ縁起のいい花ともされています。
シクラメンの楽しみ方
自分用に買ったり、お歳暮でいただいたシクラメン。長くお花を楽しみましょう。お正月までしかもたないと言っているのは育てたことのない人です。
冬のはじめに贈られたり買ったりしたシクラメンは、春まで咲きます。春までお水をあげるだけで、次から次へと蕾をあげて咲きつづけてくれます。
春まで咲き続けるシクラメンの簡単な育て方はこちら。
ローマのプリニウスの『博物誌』(「アイリス」参照)に、➀シクラメンの根はあらゆる種類のヘビからうけた傷をなおすこと、②有害な魔力を消す力があるのですべての家の庭に植えた方がよいこと、③この草が「護符」と呼ばれていること、④その他いろいろの効果があるが、一方でもし妊婦がこの草の根をまたぐと流産するといわれていることなどが記されている。この草の根をまたぐと流産するという説は、出産が楽になるという説に変化して薬種店でその根が売られていたようです。
まとめ
1年の感謝をモノで伝える文化、お歳暮。本当は会いに行ってその気持ちを伝えるのが良いんでしょうが、なかなか時間を作って会いに行ったり相手に時間を割かせたりするのがしずらい師走。
忙しい忙しいとはいえ、自分が生きているのはその誰かのおかげだったりします。上司や親族に感謝の気持ちを伝えるのがお歳暮です。
グルメ商品やお酒、コーヒーなど嗜好品や洗剤などの日常品も良いですが、ちょっと違った喜ばれるお歳暮はお花です。その中でも育てて楽しい冬のお花といえばシクラメンです。
お正月は綺麗に咲き誇り、春まで次々と咲くシクラメンに縁起の良いという気持ちを添えて贈ってみましょう。育て方が簡単なシクラメンは喜んでいたただけると思います。
「お花なんてもったいない」という方がいますが、逆に人生は損得だけじゃもったいない。人生に喜びと想い出を。
お花が人生に華を咲かせて、豊かにしてくれます。そこには幸せがうまれます。
ただ、花を贈るだけではなく想い(花言葉)も一緒に贈ってみませんか?
花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。