メダカの水草といえば、ホテイアオイ(ホテイ草)ですね。
メダカがホテイアオイに卵を産み付ける産卵草としても人気です。水の浄化作用も強いです。
寒さには弱いですが、爆発的に増える水草です。外来種で、戸外では冬に枯れてしまいます。
夏にはよく「青いお花が咲いた~」ってSNSにあげている方もみます。そんなホテイアオイの花言葉は、恋の楽しみ、恋の悲しみよいう相反する花言葉が付いているんです。
そんなホテイアオイは、品種が増えて斑入りのものやミニタイプの可愛いものもあるんです。
ホテイアオイ(布袋葵)
- 学名 : Eichhornia crassipes
- 別名 : ホテイソウ(布袋草)
- 英名 : Common Water Hyacinth
- 別名 : 青い悪魔
- 原産 : 南アメリカ
単子葉植物ミズアオイ科に属する水草です。花が青く美しく、水面に浮かんで生息します。
特徴は、葉柄が丸く膨らんで浮き袋の役目をしているところです。この丸い葉柄がまるで布袋様の膨らんだお腹にみたてて布袋葵ホテイアオイ(布袋のような形をした葵)と日本では読んでいます。
不思議な花言葉
- 恋の楽しみ
- 恋の悲しみ
- 好意
相反する言葉は、ウォーターヒヤシンスにちなんだものでヒヤシンスの花言葉からきています。ヒヤシンスの花言葉の由来は、ギリシャのヒアキントスが、アポロン(太陽神)とゼフュロス(西風)の間で起こった悲しい神話が元となっています。
- 揺れる心
水面に浮かんでいる様子とヒヤシンスの花言葉からです。
新しい品種
昔は普通のホテイアオイしかありませんでしたが、今は白い斑入りホテイアオイやミニホテイアオイがあります。
ミニホテイアオイは、当店でも販売しております。小さくて水槽や水瓶から飛び出さないからカワイイです。
青い悪魔
美しい花を咲かせる水草なので、日本には明治時代に観賞用に持ち込まれました。寒さには弱く日本の冬には枯れてしまいますが、繁殖力が強く少しでも生き残れば夏には爆発的に繁殖します。
夏には青い花を咲かせ水面を覆いつくします。水の流れを滞らせて、水上運送や漁業に影響をあたえる事から青い悪魔とも呼ばれています。
ホテイアオイには、根やシュートから出す物質のアレロパシー作用により藻類などの繫殖を抑えています。
出典:ホテイアオイのシュートと根の含水メタノール抽出物の生長抑制活性
森安真由美・加藤尚
(香川大学大学院農学研究科)
ホテイアオイの増やし方
ホテイアオイは、簡単にシュートを伸ばし子株を作ります。その子株を切り離して、薄~く液体肥料を混ぜてあげるとどんどん成長し増やしていけます。
基本的に日光を好み、夏でも冬でも日光が当たっていた方が元気です。メダカを飼う時に日光を当ててあげないと、光合成で酸素を出すよりホテイアオイが呼吸で酸素を吸う方が多くなりメダカが窒息してしまう事もあります。
ホテイアオイ管理
ホテイアオイは、どんどん子株を作っていきます。それと同時に浮袋状の葉っぱが腐って溶けていきます。
こうなると、浮き草の役目も終えて段々腐って溶けてきます。水を綺麗に保つために、腐ってきたらそっと下へ引っ張るとちぎれますので取っておきましょう。
害虫アブラムシ
ホテイアオイにつきやすい虫は、アブラムシです。植物に口針を突き刺して植物の液を吸う害虫です。
植物の液を吸われて、しおれたり枯れたりするほど強くはありませんが、様々なウイルスをもってきて媒介します。病気の原因になるので、早めに対処しましょう。
冬越し
日当りを好み、寒さには弱く5℃以上を保ってください。冬越しさせる場合は、室内に取り込み5℃以下にならないようにしてください。
水槽や水瓶の下に土を入れると、根っこが安定します。鉢植えにも出来て、水が乾かないように受け皿に水を溜めておくと室内管理も楽になり冬越しもしやすいです。
水に浮かべた状態ならば、蓋つきの発泡スチロールの箱に入れておくと温度を保ちやすいです。意外と中も明るいんですよ。
アジア家具としてのウォーターヒヤシンス
アジア家具店などで、美しく編みこまれた家具が有ったりします。伐採したホテイアオイ(ウォーターヒヤシンス)の茎を乾燥させ、三つ編みにしながらロープ状にしてフレームに美しく編みこんでいったものです。
表面に光沢があり編みこんでいるので、見た目以上に丈夫です。リゾートホテルでも使われてる様な品質の高いものから、普段使いできる肌になじむものまでアジアンテイストを演出してくれます。
まとめ
メダカ栽培の水草といえば、ホテイアオイってぐらい日本では定着していますよね。最近はいろいろな品種も出回るようになりました。
夏に美しく青いお花を咲かせます。その爆発的な繫殖力から青い悪魔なんて呼ばれちゃったりしています。しかし、寒さには弱く5℃以上の環境じゃないと枯れてしまいます。
相反する花言葉をもったホテイアオイ。英名ではウォーターヒヤシンスと呼ばれ、花言葉もヒヤシンスのギリシャ神話からとったものが多いです。
メダカを育てている方に、プレゼントするのものもいいですね。
花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。
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メダカの飼育法はコチラを参考にしました