昭和の頃から花束に使われる花の定番、カスミソウ。お客さんのイメージが定着しすぎて、自分の花屋の雰囲気を出せないからといって取り扱いの花屋さんにもあるぐらいド定番な花です。
バラとカスミソウの花束で、「これを作った花屋さんいいね!」とは、なりずらいですよね。どこの花屋さんでも作れるイメージです。なので、取り扱うお花屋さんも減ってきています。
花屋をやっていてお客さんから注文される時は、贈るシーン・もらう人のイメージや好きな花・色あいでお花を選ぶことが多いです。残念ながら愛の告白でお花をあげる人は日本では少ないですが、感謝の気持ちをこめてお花を贈る人はたくさんいますよね。
目次
カスミソウ
- 学名 ジプソフィラ(Gypsophila)
ギリシア語の「gypsos(石膏)」と「philios(愛する)」を語源とし、この属が石灰質の土を好むことに由来します。
- 英名 Annualbaby’s breath
赤ちゃんの吐息のような臭いがするからだそうです。
- 科名 ナデシコ科
カーネーションなんかも同じナデシコ科です。
- 園芸分類 耐寒性多年草 または 一年草
毎年咲く品種もあり、一年で終わりの品種もあります。
- 原産地 ヨーロッパ、アジア
- 花期 5~7月
花屋さんには周年あります。
花言葉
清らかな心・純潔
真っ白でたくさん枝わかれして咲くイメージから。
感謝・親切
メインの花を引き立ててきたからですかね。
日頃の感謝の気持ちを伝えたい時には、花束にカスミソウを入れてもらうと素敵な意味が出てきます。
他にも感謝の花言葉をもつ花はあります。白いダリア ピンクのガーベラ
かすみ草の臭い
あまり気にもしないと思いますが、かすみ草の花は臭いんです。イソ吉草酸(メチルブタン酸)という成分を含んでおり、腐敗臭や汗臭い臭いがします。
最近では、研究が進み生産農家の段階で臭いを抑える薬品処理を行っている所も出てきて、日々研究が進んでいます。
花束を贈るシチュエーション
花を贈る。日本人は、愛してるのお花を贈るのは苦手ですが、ありがとうのお花は贈りやすいと思います。
プロポーズは別ですけどね。プロポーズはバラの本数に気をつかって。
例えば、結婚記念日なんてピッタリじゃないですか?奥さんに日頃の感謝を込めて花束を贈るのって自然で気取ってないですよね。
もらった奥さんの方も「どうしたの?」なんて言ったら、今後もらえなくなっちゃいますよね。素直に「ありがとう」で良いですね。
その時に、大きすぎる花束は不要ですね。大きすぎる→管理が出来ない→お花をもらうのが嫌と思ってしまう女性もいます。
可愛く、華やいで、管理できて、癒してくれる。ってのが理想です。ちょっとのお花を定期的にが良いですね。
まとめ
日頃の感謝をこめて花を贈ってみませんか?もらう人が好きな花を入れたり、その人のイメージで作ってもらう時に、かすみ草も添えてもらってスペシャルギフトにしてみましょう。
その時はお花屋さんに予約をしましょう。いつもあるとは限らないですし、古いお花じゃ嫌ですよね。
メインの花をひきたて役として カスミソウはよく使われてきました。ひきたて役の カスミソウにはメインの花をひきたてるだけじゃなく、フラワーギフトとしての価値もひきたてているんです。
真っ白でたくさん枝わかれして咲く花、カスミソウ。そのイメージから清らかな心・純潔といった花言葉のほかに、感謝・親切という花言葉があります。
日頃の感謝の気持ちを伝えたい時には、花束の中に カスミソウを入れてもらうと意味が出てきますよね。結婚記念日・母の日・送別・御礼などに、お花と気持ちのプレゼントを贈りましょう。
花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。