昔からお盆に飾っている ほおずき。提灯に見立てていろんな飾り方をします。
でも、切花にすると葉っぱがすぐにダメになってしまいます。切花のほおずきの水揚げ方法はどうすればいいのかを紹介します。
ほおずきを漢字で書くと鬼灯。鬼の灯と怖いイメージですが、意外な花言葉もあるんです。
目次
ほおずき(鬼灯)
- 科名 ナス科
- 学名 Physalis alkekengi
- 園芸分類 多年草
- 原産地 東南アジア
- 観賞期 7~9月
- 植え時 2~3月
- 播き時期 4~5月
お盆に提灯に見立てて、ご先祖様があの世から帰ってくる目印として飾られます。お盆期間はほおずきの中の空洞に身を宿してすごすと言われています。
ほおずきの花言葉
ごまかし・偽り(西洋)
地面のさくらんぼ(ground cherry)、冬のさくらんぼ(winter cherry)、皮だけのトマト(busk tomato)という属名があります。さくらんぼに似て非なるものという事を意味している。
心の平安・私を誘ってください(日本)
心の平安は、薬として使われたことから。私を誘ってくださいは、ほおずき市との関係があるのかな?
切花ほおずきの水揚げ
ほおずきの実は、そのままドライフラワーになります。切花ほおずきの葉っぱが水下がりがしやすいです。
アジサイと同じように、茎を半分に割ってその中央部分を削り取ります。切り花水揚げ剤に2秒つけて、切花栄養剤入りの水にいれます。(切花栄養剤が入っていないと葉っぱが黄化してしまいます)
アジサイの水揚げ方法
一目瞭然、ピンと水を吸い上げたモノ と 水を吸い上げていないモノ。
ほおずきの飾り方
夏にご先祖様が家族と一緒と過ごすために帰ってくる4日間とされています。地域によって違いますが、お盆は、7月13日からの4日間と8月13日からの4日間があります。
ほおずきは前日の12日から13日の夕方には飾り、16日の夜に片付けます。色々な方法でお盆期間に飾っています。
お盆時期は、お花屋さんや農産物直売所でも売られています。
花瓶に挿す飾り方
お仏壇にお供えする仏花と一緒に飾ります。
お供え物と一緒に置く飾り方
お皿やお盆の上に、お供え物と一緒に飾ります。
お仏壇や盆棚に吊るす飾り方
お仏壇の左右に笹竹を立て縄を張り、ほおずきを吊るすのが理想的です。
ほおずきの片付け方
お盆が終わり、ご先祖様が身を宿したほおずきの片付け方は4つあります。
- 土に埋める。
- 川へ流す。
- 半紙にくるみ、塩をふって清め、燃えるゴミへ。
- お寺でお焚き上げをしていただく。
1と2は、今の時代では無理があるので、3か4で片付けるのが現実的です。なにより、ほおずきの役目に感謝して片付ける気持ちが大切なのです。
まとめ
ヨーロッパの花言葉は、ごまかし・偽りです。地面のさくらんぼや冬のさくらんぼなどと言って中身がない事から花言葉がついたようです。
昔から日本でも馴染みの深い植物で、薬としても使われていた ほおずき。花言葉は、心の平安・私を誘ってください。
お盆には提灯と似たような飾り方をします。ご先祖様の道しるべとしての役割とお盆中に身を宿して過ごします。
ドライフラワーにもなりますが、せっかくなら葉っぱもピンとして飾りたいですよね。アジサイと同じ方法で葉っぱも水が上がりました。
ヨーロッパでは、あまり良い意味ではない ほおずき。しかし、日本では多くの意味が込められています。
今年のお盆は、ほおずきも飾ってみませんか?お花屋さんや農産物直売でも売っています。
お盆の準備には、ほおずきだけじゃなく精霊馬と送り火・迎え火です。こんなアイテムを見つけました。
土曜日 26 10月 15:13