日本の花、あじさい。
漢字だと、紫陽花。学名は、Hydrangea macrophylla。流通名は、学名からハイドランジアと言われています。
あじさいは、南北アメリカ・ヒマラヤ・アジアに約24ないし35種あるとみられています。その中で日本には13種あげられ、日本のあじさいはツバキ・サクラと共に日本代表の花で、フランスでは「日本のバラ」といっている。
ホワイトあじさいは、ウエディングブーケなどにも使われています。
目次
あじさいの花言葉
花色が変化していくことから【移り気】
花色が時期によって変わっていったり、土の酸度によっても変わってくることから、気持ちも変わりやすいという意味合いで移り気という花言葉がつきました。
この花言葉は、日本ではメジャーな花言葉です。七変化ともいわれたりしますが、日本での七変化はランタナを指します。
その美しさから【誇り】
イギリスでは寒さで冬が越せないが、その素敵さゆえに室内で育てることから自慢家という花言葉もあり、西洋では誇りという花言葉です。
【冷たい美】とは、特性から
あじさいの学名が「水の容器」ということから、冷たいという言葉が前につきました。
花期が長い花につく花言葉【辛抱強い】から、あじさいは【深い愛情】
咲いてから枯れるまで美しく咲き続ける あじさいの花は、【深い愛情】という花言葉もあります。言い換えれば、何があっても冷めない愛情ってことですよね。
あじさいの長く楽しむポイント
日本の代表の花のひとつ「あじさい」。知っているようで、昔からあるので気にもかけない あじさいの楽しむ方法にはポイントがあります。
- 水が大好きです。梅雨時期に咲く花ですからね。
- 植わっている土の酸度によって、花色が変わります。酸性は青く、アルカリ性は赤く、白花は変わらないものが多いです。
- 切り花やドライフラワーで楽しむ為には、生育期は日陰で育てることがポイントになります。
- 花びらに見えているのは、実はガクなんです。
このポイントを押さえれば、花びらが固まって切り花にした時に長く楽しめたり、茶色に枯れることなく色を残してドライフラワーに出来ます。
切り花で楽しむ為の水揚げ方法
あじさいは、水揚がりが悪いんです。お庭のあじさいを花瓶に挿してもすぐに萎れちゃった方は多いのではないでしょうか⁉
でも、花屋で売っていつあじさいはピンとしています。それには、特別な水揚げ方法があるのです。
- あじさいの茎を斜めにカットします。
- 更に茎を半分に削っていきます。
- 茎の中の綿みたいなモノを削り取ります。
- 茎の中を綺麗に。
- そして、水揚げ促進剤につけて、あじさい専用の切花栄養剤入りの水にいれます。
これは、当店の方法ですが、バーナーで燃やして水揚げするなど各花屋で様々な方法で切り花として水揚げしています。様々な水揚げ方法を書いた本も販売されています。
ドライフラワーにする方法は、「ドライ・イン・ウォーター法」がオススメ
根っこがついている状態であじさいのガクの中心の花が終わり、ガクが少し厚みが出てきて、緑色になってきたくらいが適期です。若すぎると、クシャクシャに茶色く枯れます。
固まったあじさいを切り花の状態で花瓶に少し水を入れ、そのまま乾かします。色が残りアンティーク感があり、オシャレなドライフラワーになります。
流行のあじさい品種
令和元年に流行中の品種
ダンスパーティー
]万華鏡
てまりてまり
平成時代に流行った品種
まとめ
あじさいの花言葉は色が変わっていく事から【移り気】が日本では知られているが、世界ではその日本的な美しさから【誇り】や【冷たい美】【深い愛情】という花言葉もあります。母の日のギフト物としてもぴったりですね。
田舎では田んぼの堺目に植わっていたりして真夏の強い日光で茶色く枯れてしまっているのを見ます。しかし、本来は森などの木の陰での環境が好ましく、青色や赤色の花から緑色の秋色あじさいに美しさが長く楽しめる花です。
水が多く必要ですが、秋まで熟成された秋色あじさいになると、切り花でもドライフラワーでも美しいまま長く楽しめます。熟成させるため高価になりますが、ドライフラワーになったりします。
花としても魅力的なあじさい。花束やアレンジメントにいれると一気に雰囲気がでます。そのままドライフラワーにもなるくらい美しさが続くので【何があっても冷めない愛情】を伝えるときなどに、あじさいを入れてフラワーギフトを贈ってみませんか?
花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。