苔は蘚類(ミズゴケ・スギゴケの類)と、苔類(ゼニゴケの類)に分かれていますが、一般には両者合わせて蘚苔類(せんたいるい)といわれています。世界中に23000種ともいわれ、日本だけでも1200種も知られているが、まだ十分に調査されていません。
山に行くと当然のように生えている苔。山の木々や岩などを覆いつくす苔は圧巻で、美しい神秘の世界を見せてくれます。
苔の英語はモス(moss)で、アングロ・サクソン語の「沼沢地」の意味だとみられています。日本でも盆栽などで昔から園芸に使われており、今では苔玉や苔のテラリウムなんかもあります。
目次
苔の園芸
乾燥には強いが、高温多湿に弱い。日中に水をやると苔が蒸れてしまうので、半日陰(木漏日)で管理して夕方に水やりをするといいです。
盆栽
盆栽や苔玉が流行って苔にも注目されるようになりました。今では流木に苔だけ生やして飾っている方もいらっしゃいます。
花言葉
花を咲かせる植物は、雄しべの花粉が虫や風に乗って雌しべまで運ばれて受粉し種子を作り繁殖します。それに対して苔は、シダ植物のように胞子によって繫殖する植物です。
なので花は咲かないのですが、コケ植物の雄株(おかぶ)にできる胞子体(胞子体)を花に見立てていいます。
母の愛(英・仏)
苔は柔らかく、その上に横たわると敷布団の役割の役割をはたします。その感じが母の愛を思わせるのだろう。
柔らかい感じ(仏)
幸福な感じ(仏)
アイスランド・モスは、健康(英)
奥久慈の苔たち
奥久慈トレイルレースも開催される奥久慈の苔たちです。イキイキと岩や木に生えており、神秘的な世界が広がります。
ハイゴケ、ヤマゴケ、スギゴケ、スナゴケ、タマゴケ、ゼニゴケ…etc. 沢山の種類の苔があります。
まとめ
苔はシダ類のように胞子で増える植物です。なので花は咲きません。しかし、胞子体を花に見立てています。
苔の柔らかな容姿から「母の愛」や「幸福な感じ」などの花言葉がつきました。
お家の陰湿な場所にはえている苔を飾りたいとは思えませんが、ミニ盆栽や苔玉を見ると何故か和の心がうまれ、真っ青な苔が可愛らしく見えてしまうものです。
花言葉から母へのプレゼントとしては如何なものかと思いますが、初夏のプレゼントに苔玉だだったりミニ盆栽をあげるのもいいですね。また、プリザーブドフラワーに入れたり 流行のハーバリウムに入れてもカワイイと思います。
花贈りは、どんな花を贈るかではないんです。どんなキモチを贈るかなんです。贈られる人を想って選ぶ花には、それぞれストーリーができます。その選択のツールとして、花言葉も使ってみてください。
お花が人生に華を咲かせて、豊かにしてくれます。そこには幸せがうまれます。
ただ、花を贈るだけではなく想いも一緒に贈ってみませんか?
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。