ユーカリはオーストラリア原産の常緑高木。シンボルツリーや切り花、ドライフラワーなど人気の植物です。
フトモモ科ユーカリ属で耐寒性は品種によって変わってきます。その中でも、グニユーカリは耐寒性も強く(−20℃まで)育てやすいユーカリです。
アレンジメントやリース、スワッグにも使いやすい葉っぱが小さめなグニユーカリ。鉢植えののユーカリがすぐに水切れしてしまうんです。
理由は、成長が旺盛で鉢の中で根っこがいっぱいになってしまう根詰まり。ひと回り大きな鉢に植え替えてみました。
※グニユーカリをコアラは食べません。
目次
ユーカリの植え替え
植え替え時期は3~5月と9~10月です。今回はギリギリ5月に植え替えました。
用意するもの
- ユーカリ
- 鉢(苗より一回りから二回り大きなもの)
- 鉢底ネット
- ゴロ土(赤玉土中粒)
- 培養土(水はけの良い観葉植物用など)
- スコップ
植え替えはじめ
まずはポットを取って、詰まっている根っこを少しほぐします。ポットを取ると根がぎっしりです。
周りの根っこを指でほぐします。
※あまり綺麗にほぐす必要はありません。かる~くほぐす感じで大丈夫です。
植木鉢を準備
今回は、おしゃれなテラコッタにしました。テラコッタは、粘土で造られた素焼き陶器のことで、見えないぐらい小さな隙間に水が浸み込み植物を健康にする植木鉢です。
テラコッタ鉢に鉢底ネットをセッティング
その上に鉢底にゴロ土の赤玉土を入れました。
土入れ
根をほぐしたユーカリを枝向きを考えながら、土を入れていく。枝の伸びている方向が上向きに苗を入れます。
水はけのよい観葉植物用培養土を隙間に入れていきます。
しっかりと植えつける
用土を入れる量は、鉢のすれすれから2-3cmしたぐらいまでです。ウォータースペースといって、水やりの時にすぐに水が溢れないための一時期 水が溜まる空間を作っておきます。
鉢の周りの土を棒でつついて土の隙間を埋めます。
最後にたっぷりと水をあげてください。水を下から出るぐらいまであげて土を落ち着かせます。
これで、水切れ問題も解決すると思います。
ユーカリの枝は、横に曲がってはえたりします。邪魔な枝や内向きの重なり合うような枝は、この時に整理してスッキリさせておきましょう。
元気に伸びてきました
ユーカリは成長が早いのです。すぐに大きくなって、根も比例して伸びますので、定期的に植え替えや剪定が必要となります。
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まとめ
ユーカリは育てやすい樹です。関東以南なら地植えでも鉢植えでも育てられます。
乾燥に強いはずなのに、新芽がすぐに水切れしてしまいます。根が回って水を吸えなくなっているのでしょう。
大きな植木鉢に植え替えるか、葉枝を切って根も切りましょう。植え替えれば元気に育っていきます。
剪定したら贈ってみたり飾ったりしてみましょう。ユーカリの花言葉