今はDIYブーム。クリスマスリースやお正月飾りを自分で作るのが流行っています。お正月飾りは縁起物なので、飾りに縁起の良いそれぞれの意味があります。お正月飾りの意味
クリスマスリースを飾る家庭も増えてきましたが、昔からお正月飾りは玄関先に飾っています。大昔は各家庭で作っていましたが、高度成長期とともに材料を入手するのも難しくなり出来合いのモノを飾るようになり、近年ではまた自分で作るDIYブームで花屋さんや資材屋さんで材料を買ってオリジナルなお正月飾りを見るようになりました。
オシャレなお正月飾りをみますが、縁起物としての意味をなさないモノを見て残念な気持ちになります。せっかく作るなら縁起物として意味のあるオシャレなお正月飾りを作りましょう。飾りましょう。お正月飾りの飾る時期や場所
お正月飾りを飾り始めても良い日は、12月13日以降の大掃除が終わってから1月7日の朝に片付けるといわれています。地域によっては1月15日のところもあります。
肝心なのは、お正月の神様・歳神様を迎えるのに絶対に必要なものは、松なんです。
目次
松
松は、常緑樹で1年中青いため「永遠の命」の象徴です。また、松の中には樹齢数千年というものもあり、不老長寿と結びつけられるため、縁起が良いとされています。
赤松・黒松・五葉松・大王松などがある。花屋には、暮れの時期にお正月用の黒松の根引松や若松・五葉松・大王松などが流通しています。
1年中 葉を落とさない松は、歳神様をお迎えするための目印ともなり、神様の依り代(よりしろ)となります。
花言葉
伝説
・キュベレ(小アジアの女神)が愛する羊飼いのアッティスに嫉妬して、彼の姿を松の木に変えたのち その枝の下で嘆いていると、そのありさまに同情したジョーヴ(神々の王)はキュベレを慰めるためにその木が1年中緑色を保つようにしてやったといわれている。
・聖母マリアが幼児のキリストを抱いてエジプトに逃げた時、1本の松の木の下に休んだ。すると松は枝を低くたれ2人を隠したので、ヘロデ(ユダヤ王)の兵士たちはそれに気づかず通りすぎて行ってしまったといわれている。(もみの木にも同じような伝説がある)
お正月飾り
お正月飾りには、松飾り・門松・しめ飾り・玉飾り・鏡餅などがあります。目印だったり、神聖な空間との区切りだったり、依り代だったり、お供え物など、歳神様をお迎えし祭るために整えるものです。それぞれに意味があり、新しい運気を呼び込むためのものです。
オシャレなモノや高価なモノを用意するのは良いですが、毎年新しいモノで歳神様をお迎えください。エコだのリサイクルといったことは、縁起物とは別の考え方です。気分新たに新しい年をお迎えしましょう。
自分で作るお正月飾り
今は100円ショップにもお正月飾りが売っています。でも、
- そのまま飾るには味気ない。
- 100円ショップで買ったものだと知られたくない。
- でも時間はかけられない。
- お金も抑えられるなら抑えたい。
そんな方には、100円ショップのお正月飾りに松をプラスすることをオススメします。簡易的なお正月飾りが一気にグレードアップして、しかも目の錯覚で造花だって本物に見間違えちゃいます。
いま流行のドライフラワーをプラスすると雰囲気がグッとアップしました。
飾る期間
松飾りは、松の内の期間の12月13日のすす払い(大掃除)後から1月7日までです。(関西は1月15日までのところが多いです) 1月7日の朝に片付けてその後に七草がゆを食べるのが風習となっています。
12月28日は八が末広がりで特に縁起がよいとされています。
12月29日は20(二重)と 9(苦)がつくので二重苦と言い換えられ相応しくないといわれております。
※12月29日にお餅をつくことは、2(フ)9(ク)福餅といってよい意味でとらえる地域もあるようです。
歳神様をお迎えするために整えるので、お正月前に用意をすることは当然のことです。12月31日も歳神様をお迎えするのに一夜飾り(前日に用意すること)は失礼なことといわれております。
鏡開きは、日にちが異なります。一般的には1月11日。(関西を中心とした一部地域は1月20日)この日に鏡餅をさげ、これを食べます。
松の内が終わったら
1月15日に行われるどんど焼きで処分することをオススメします。どんど焼きに出せなかった場合は、神社に引き取ってもらいましょう。ほとんどの神社では、お清めのあと炊き上げてくれます。※なかには引き取ってくれない神社もありますので注意が必要です。
自宅で処分する方法もあります。白い紙に包み、燃えるゴミとしてお出しください。針金などは分別してお捨て下さい。
まとめ
新しい年を迎えるにあたって、大掃除をして、お正月飾りを飾って、鏡餅を作ってとやりますが、すべて新年の歳神様をお迎えするためのものです。新しい年がいい年でありますようにという願いを込めて準備をします。
お正月飾りを飾り始めても良い日は、12月13日以降の大掃除が終わってから1月7日の朝に片付けるといわれています。地域によっては1月15日のところもあります。
お正月飾りには松が入り、歳神様をお迎えする目印となり、神様の依り代にもなります。松があって、はじめてしめ縄や水引、橙、ゆずり葉、裏白、南天、稲穂、昆布、ヘイソクなどの意味をなします。
お正月飾りは、縁起物なので毎年新しいモノを用意します。松の内に飾り、お正月が終わりどんど焼きで処分します。エコだのリサイクルといったことは言いません。
「お花なんてもったいない」という方がいますが、逆に人生は損得だけじゃもったいない。人生に喜びと想い出を。
お花が人生に華を咲かせて、豊かにしてくれます。そこには幸せがうまれます。
ただ、花を贈るだけではなく想い(花言葉)も一緒に贈ってみませんか?
花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。