病気や怪我で落ち込んでいる時や入院している時にお花をもらえると嬉しいですよね。お花は元気をくれます。
好きな花・好きな色合いでも良いのですが、忘れちゃいけなのは気持ちです。お花は気持ちの贈り物です。
元気になってという花言葉を持ったハーブがあります。和名は西洋ノコギリソウです。
ハーブは鉢植えや苗の状態が多いので、ちょっと変化球で贈っても良いですね。
目次
ノコギリソウ(鋸草)
- キク科ノコギリソウ属
- 多年草
- ヨーロッパ原産
- 花期 7-9月
葉のギザギザがのこぎりの歯に似ているので、ノコギリソウとなりました。学名のAchilleaのアキレアは、ギリシア神話の英雄アキレウス(アキレス)の持っていたどんな傷でも治す力をもつ不思議な槍に似ていることから名付けられたようです。
繁殖力が強く、容易に株分けでき、土質も選ばず根を広げるため、植えると増えすぎて困るほどである。
根から出る分泌液は、そばに生えている植物の病気を治し害虫から守る力があり、コンパニオンプランツのひとつと言われています。
ハーブティー大辞典 ナツメ社 榊田千佳子 渡辺肇子 2011年P100
学名
Achillea alpina L.
和名
- ノコギリソウ(鋸草)
- アキレア
- ハゴロモソウ(羽衣草)
- ゴコウソウ
- ユウエンソウ
英名
Chinese yarrow
アキレア
西洋ノコギリソウの名称
学名
Achillea millefolium L.
英名
Yarrow
花言葉
戦い(英)・勇敢(仏)
槍に因んでのことです。
治癒・私を直して下さい(仏)
薬効があるのでつきました。
主な薬効作用
強壮、消化促進、健胃、利尿、発汗促進、解熱、鎮静、鎮痙、消炎、利胆、吐血、歯痛、消毒、傷口治癒、リウマチ
利用方法
サラダ(若葉)、ハーブティー、ビール、入浴剤、湿布薬、軟膏、ドライフラワー
病院へのお見舞いに
ノコギリソウをお見舞いとして持って行くのは、ちょっと難しいかと思っていました。切り花の流通もあまり無いし、鉢植えや花苗を贈るのもどうかと思います。
病院にお見舞いとして鉢植えを持って行くのは、病院に根を張るという意味で嫌がられます。また、土中にいる細菌やバクテリアも医療的観点から言ってNGです。
一般的にはお見舞いのお花は、相部屋には大きなアレンジメントは嫌がられます。また、香りが強いお花も向かないですし、花瓶があるかないか分からないのに花束を贈るとお花を活けられなくて残念な事にもなってしまいます。
でも、例えばハーブティーにしてお見舞いに持って行ったらどうでしょう。ただのお見舞いとは意味合いも変わってきますね。
ヤロウティー :ハーブティー
まとめ
病気や怪我をした時に、お花をあげると喜ばれ気持ちが明るくなりますよね。お花をもらうと元気になります。
病院へのお見舞いのお花は、大きすぎるアレンジメントや花瓶がない時の花束、香りが強かったり個性が強すぎると嫌がられたりします。また、鉢植えのお花や苗などは不向きです。
人気者で個室の病室がお花屋さん状態になってしまう方もいらっしゃいます。ちょっとした気持ちを込めて花言葉を変化球で贈るのも良いですね。
花言葉を一緒に伝えるも良し、花だけを渡すのも良し。
花というモノをプレゼントするのではなく、
花をプレゼントするキモチが、
フラワーギフトなんです。