どんどんマンションやモノトーンの一軒家が建つ中、自然を求めボタニカルなライフスタイルが流行ってきています。その中でも、ドライフラワーが注目を集めています。
以前は、花屋さんの天井から吊り下げてあったドライフラワー。今ではリースやスワッグといった壁飾りやハーバリウムというオイル詰めのドライフラワーが各家庭に飾ってあります。
しかし、ドライフラワーを取り扱っているお店が少ないです。だったら自分で作ってしまいましょう。
目次
ドライフラワー
名前のとおり乾いた花の事ですが、花によっては綺麗にできない花もあります。花びらや葉っぱが固まっていない新芽や水分量の多いカーネーションは綺麗にドライフラワーにはなりずらいです。
綺麗に色を残せる方法もありますので様々な方法をご紹介します。
綺麗に作ったドライフラワーをプレゼントしても喜ばれると思います。スワッグやハーバリウムなど飾りやすい形なら興味がなかった方でも気に入ってくれると思います。
ドライフラワーにも花言葉があったりします。
ハンギング 法
いわゆる、昔からの方法で吊るしておくだけの作り方です。水分量の少ないネイティブフラワーやかすみ草・スターチース・貝細工などは綺麗にできます。
バラを吊るしてというのは有名ですが、色が茶色くなってしまいがちです。
※ネイティブフラワーとは、オーストラリアやニュージーランド、南アフリカなどんの南半球に自生する花々のことです。
[colwarp]ドライ・イン・ウォーター 法
最初は少なめの水にいれて水を吸わせながらだんだんドライフラワーにする方法です。花がシッカリ固まったモノならなりやすいですが、基本的にはオススメしません。
シリカゲル 法
ドライフラワー用のシリカゲルをタッパーなどの密閉容器いれて、花を埋めて一気に乾燥させます。急速に乾燥させることにより、花の色が残ります。※色が濃くなります。
- ドライフラワーにする花は、新鮮な花がいいです。萎れてからドライフラワーにしようと思っても、綺麗なドライフラワーにはなりません。
- 乾きむらのできないように花びらの隙間にもシリカゲルを入れて、シリカゲルで頭まで埋めて3~5日間乾燥させます。
- 乾燥したら、隙間のシリカゲルを取って完成です。
密閉された容器にシリカゲルを入れて管理すると、ドライフラワーを長く楽しめます。直射日光で色が焼けてしまいますので、日陰に飾りましょう。
乾燥機法
ボイラー室に吊るしたり熱式乾燥機を使うと、早くパリッと乾燥できるので花色が残りドライフラワーになります。花色が濃くなります。
家庭用の食品乾燥機でも可能です。
真夏車内乾燥法(夏限定)
真夏の車内は灼熱地獄になってしまうのは周知の事実ですよね。車内温度は50℃にもなるといわれ、ダッシュボードは70℃になったとも聞いたことがあります。
そんな灼熱の車内に吊るしておくだけで、ドラフラワーになってしまいます。
問題点は、車内がドラフラワー臭に包まれてしまうところです。ずっと臭いが残るわけではありませんが、気になる方は消臭剤などをご活用ください。ドラフラワー臭の対処方法
グリセリン法
水分量の多い花をドライフラワーにしたい時に、グリセリンを茎から吸わせてドライフラワーに加工する方法です。
一応、シロタエギクで作ってみましたが、柔らかすぎてあまり実用的ではないドライフラワーになってしまいました。
ドライフラワーになりやすい花
花弁がしっかりしていたり水分量の少ない花は、そのままでも綺麗にドライフラワーになります。
白いアジサイやアナベルなどの花弁がしっかりしたモノなら、家庭用の漂白剤で真っ白に脱色できます。あまり濃すぎたり、長く浸けすぎると花弁が溶けてしまいますのでご注意ください。
[colwarp]まとめ
ドライフラワーに加工する方法は、ハンギング法が一般的で簡単です。吊るす事により花や葉が立った状態でドライフラワーになります。
綺麗にドライフラワーにするポイントは、急速に乾燥させることです。花色が残ったままドライフラワーになります。
シリカゲル法や乾燥機法でドライフラワーに加工すると綺麗に色は残ります。茎や葉を一緒にドライフラワーに加工するには大きな容器などが必要です。
グリセリン法はあまり実用的ではなく、あまり良い方法とは思えませんでした。
ドライフラワーを作る方法は、手間いらずの花から ひと手間 ふた手間かける花までいろいろあります。ご自分の用途にあわせて自作してみましょう。
ドライフラワーにならないお花もあります。新芽や水分量の多いお花や葉っぱはドライフラワーになりずらいです。
最近、花屋さんに「ドライフラワーになるお花で花束を」という注文が増えてきています。常時、ドライフラワーになるお花を取り扱っているわけでもないお店が多いと思います。(基本、生花を中心に取り扱い)
納得いく花束が欲しい時は、是非ご注文ください。